更新日:2025年07月28日
展示?講演会
【文芸学部】文芸メディア専修企画 月例研究集会(2025年度 第3回)開催報告
2025年6月28日、今年度第3回目となる文芸メディア企画?月例研究集会を開催しました。
今回は「DTP基礎実習Ⅱ」の非常勤講師を2025年度後期から担当予定の近藤邦雄さん(集英社インターナショナル、元集英社『kotoba』編集長)をお招きし、メディアビジネスの変遷と編集者の役割についてご講演いただきました。
講演では、1990年代から現在に至る出版業界の歴史を多数の事例とともに紐解いていただきました。かつては他部署が行っていた宣伝業務も担うなど編集者の仕事が多岐にわたっていることや、AIが校正作業やコンテンツ生成に与える影響についてもご教示いただきました。
終盤、活発な質疑応答が行われ、学生たちは編集者の仕事に対する理解を深めました。「編集者に向いているのはどんな人か」という質問に対し、「常識を持ちながらも、クリエイティブな部分では非常識を見られる人」という答えが特に印象に残ったようです。
今回の研究集会は、学生たちがメディア業界の最前線で活躍する編集者の生の声を聞き、出版の過去、現在、そして未来について深く考える貴重な機会となりました。
ありがとうございました。
モデレーター:橋本嘉代(文芸学部文芸メディア専修 教授)
【学生たちの感想 *一部抜粋】