2025年7月30日と31日の2日間、看護学部3年生を対象にOSCEが実施されました

---

　

   看護学部では、領域別実習開始前の3年生を対象に、既習の知識?技術を用いた技術演習および事例演習を通じて、領域別実習で頻繁に実施されるフィジカルイグザミネーションと、それを用いた基礎的な臨床実践能力の習得を目指し、客観的臨床能力試験（OSCE）を実施しています。
　授業では、教育用電子カルテからの情報収集や、事例患者の状態をシミュレータで再現することで、学内にいながらも臨床に近いリアルな体験の提供を目指しました。具体的には、術後の事例における日々変化する情報を教育用電子カルテから収集し、その情報をもとに、必要なフィジカルイグザミネーションを考え、シミュレータを活用して、フィジカルイグザミネーションとアセスメントに取り組みました【写真1】。さらに、SBARを用いた報告やSOAP形式での記載にも取り組みました。
　試験では、1日目に授業よりも状態の変化した事例をシミュレータで再現し、フィジカルイグザミネーションおよびフィジカルアセスメントの試験を実施しました。2日目には学外から模擬患者さんを招き、コミュニケーションをとりながらの課題に取り組みました【写真2?3】。学生たちは緊張しながらも、これまでの学習成果を発揮し、無事に合格することができました。

　OSCEの授業を通じて、学生たちは主体的に学び、グループメンバーと協働することで共立リーダーシップを育むことができたと感じています。後期からは、いよいよ領域別実習が始まります。これまでの学びを活かし、さらに成長できるよう、みんなで頑張っていきましょう。

 

 

　　　　      

　    　 　【写真1】シミュレータでフィジカルイグザミネーション  　                                       　　　　【写真2?3】試験当日の様子

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（OSCE運営チーム）