Faculty of Nursing
更新日:2025年08月27日
授業紹介
【看護学部】1年生が初めての臨地実習にのぞみ、多くの学びと気づきを得ました
看護学部1年生が、6月16日~30日に初めての臨地実習である基礎看護学実習Ⅰにのぞみました。
本実習は、看護師のシャドウイングや模擬患者とのコミュニケーション演習、学びの成果を現場で発表するなど、
体験的な学びを通して“看護の役割と魅力”に触れる機会になるとともに、将来に向けたリーダーシップの基礎を育む機会にもなっています。
基礎看護学実習Ⅰは、入学早期である6月に実施します。この実習の特徴は、看護師に同行し、日常業務を間近で体験するシャドウイングです。学生は看護師の背中を追いながら、患者への声のかけ方、記録、医療チームとの連携などを実際に見て学びました。
学生アンケートには、「患者に合わせた声のかけ方や寄り添い方を学ぶことができた」「看護は『寄り添うだけ』ではなく、安全確認や多くの記録など幅広い役割があると知った」といった感想が寄せられています。教科書で学んだ知識と現場での実際がつながり、看護師の役割や責任の重さを実感する経験となりました。
また、模擬患者とのコミュニケーション演習や、学びを病院スタッフに発表する機会もありました。「発表を通して自分が理解したことを整理し、人に伝える力がついた」「メンバーと楽しく情報を共有できてよい経験になった」といった声もあり、体験を振り返り共有することの意義を感じています。臨床現場からも「わからないことは積極的に質問していました。皆さんの姿を見て、私たちも初心に戻って頑張らないといけないと思いました」とのメッセージが寄せられました。
この言葉が示すように、学生の主体的な取り組みは高く評価されています。こうした経験は、将来の看護師として必要なリーダーシップの基礎を培う機会になっていると確信しています。
模擬患者とのコミュニケーション演習の様子 感染管理認定看護師による感染防護具装着の指導場面
シャドウイング実習の様子 グループワーク中の学生たち
(基礎看護学領域)